◆振られたのか、振ったのか。

 クリスマスまで、1週間を切ったわけで。世間はクリスマス一色なわけで。だけど、そんな美しい光景を楽しむ余裕なんぞ、私にあるわけがなかろう。
 
 今日、プライドの再放送を見てたんだけど。
 なんか、竹内結子と自分がちょっとリンクしてしまった。

 きっとこのままセイと馴れ合いの関係を続けて行ったら、またセイを好きになると思うけど、今気になってる彼のことは、ずっと想ったままのような気がする。(なんか、似たようなこと言ってた)

 とか言ってるけど。本日月曜。

 土曜の夜、セイから電話。

 セイには、はるこの気持ちがとって分かるらしい。

 とうとう、別れ話が出た。

 切り出したのは、セイ。
 でも、自分がそうさせてしまったんだと思う。

 指輪を返す、と言ったんだけど断られた。
 「会うのは、辛いよ」って。それは、そうだ。
 
 こうなったら、と。今の自分の状況をつぶさに伝えてみた。

 本音を話さねば。ここで嘘を付いて、これ以上セイを裏切って苦しませることはしたくなかった。

 何を言われてもいい。罵られたって。覚悟はできていた。それくらいの覚悟が無ければ、この別れ話はできない。

 でも、セイはこう言った

 「幸せになれよ」って。

 幸せにならなかったら、俺が報われないじゃん?

 こんな気障なセリフ、普通に聞いてたら閉口ものだけど、この状況で言われると、涙を誘う。

 そうだ。こんなにいい男と別れるんだ。幸せにならなきゃ。

 電話をしてる間、気丈にも自分は泣かなかった。

 この状況で泣くのは卑怯だから。確かに涙は武器になるけど、こういう時に使うべき武器ではない。

  笑顔で(電話越しだけど)サヨナラを言った。

 もう会わないでおこう

 とは、言わなかったけど二人はもう会うことは無いと思う。
 言葉にしなくても、分かる。それが、お互いのためだし。

 電話を切ってからも泣かなかった。

 友達にも言わなかったし、やけ酒なんてしなかった。

 泣けなかったんだと思う。

 ただ

 お風呂に入って、薬指にはめていた指輪を外した時、
やっと、一粒涙が頬を伝った。その後は堰を切ったかのように、
どどどーっと涙が流れてきた。

 楽になった。

 反省はしても、後悔はしない。

 セイとの別れを後悔したくない。だから、私は幸せになる。

 
 

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