親友に告げられた、堕胎の事実。

それ以来、なんとなくだけど漠然と「命の尊さ」について
考えることが多くなった。

命の尊さ・・・

私たちはもうハタチだ。避妊もせずにセックスしたら
どうなるかくらい分かってるはずだ。

母親に聞いてみた。
「もし、私が妊娠したって言ったら何て言う?」

母は一瞬怪訝そうな顔をしたが(本当にはるこが妊娠したのだと
思ったらしい)しばらく考えてこう言った。

「堕ろしなさい、とは言えないわ。だってその間もあなたのお腹の中で赤ちゃんは育っているもの。命は大切よ。」

ほっとした。さすがはるこの母親だ、と思う。照

「だけど、まずは妊娠しないことが一番だけどね」

そりゃ、そーだ。

はるこはその辺りはキチンとしてます。自分の行動には責任を持ちたいので、ゴム無しでセックスをしたことはありません

Iと電話で話したとき、やけにヘラヘラしていた印象があった。
子供を堕ろすという事実を淡々と事務的に話す彼女に、はるこは少し
興醒めだった。しかも、言葉の端々に笑いのようなものも含まれている。

はっきり言って、軽蔑した。

彼女には、もっと迷ってほしかった。
最初から堕ろすことしか考えていなかったらしい。
産む、という事実は確かに自分の一生を左右することだし
簡単には決められないだろうとは思う。

だけど、赤ちゃんの写真をいくらなんでも写メで送ったりする?
なんか、はるこはその赤ちゃんに申し訳ない気持でいっぱいになった。
あなたは産まれたかったよね、元気に産まれてきたかったよね、と考えたらすごく悲しくなって涙が出てきた。自分のことじゃないけど
涙が止まらなくなった。

はるこは、愛する人とのセックスで予想外の妊娠してしまったら、産むと思う。私は本当に愛した人としかセックスしない。付き合うとき、
その先に必ず「結婚」の二文字がチラツクような、見た目と違って
古風な娘なんざんす。子供を産んでからでもやりたいことはできるんじゃないかな。妊娠、出産ということで閉ざされてしまう道もあるかもしれないけど、逆に開かれる道もあると思う。

命は尊い。
命を粗末にすると、巡り巡って自分が痛い目にあうと思う。

赤ちゃん、ご冥福を申し上げます。
天国で幸せになってね。何の汚れもないまま亡くなってしまうんだから
絶対天国に行けるよ。次は元気よく産まれてこれるように、はるこは
祈ってます。次こそは、絶対に幸せに産まれてきますように。。。

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